TOEIC800点といえば、大企業の採用基準として要求してくるところも多い点数です。
ですので、就職のため、昇進のために取得を目指している人も少なくないと思います。
今回は、TOEICで800点を獲得するための勉強法について紹介します。
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TOEIC800点のレベルの現実
TOEIC800点といえば、どれぐらいのレベルに位置するのでしょうか?
TOEICの公式サイトの情報によると…
(画像:http://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist/227.html#anchor02より)
と結果が出ているようで、TOEIC800点ということは、全受験者の上位14%に入ることができなければならないということです。
もちろん、この数字をみて、心配する必要はありませんが、周りの人が勉強している以上に真剣に取り組まなければ取ることができない点数だということはわかると思います。
よく、TOEIC800点を取るために、オフラインのTOEICの対策講座のクラスに入り、みんなに混ざって勉強を始める人がいるのですが、周りの勉強のやる気が想像以上に低くて、「こんな感じでTOEICの点数って取れるんだー」と思ってしまって、結局、点数が700点付近で伸び悩むというのをよく聞きます。
結構な熱量で取り組まないと800点に到達しないということを、まずは認識しましょう。
TOEIC800点を取る前にチェック
TOEIC800点を目指すなら、まず、基礎が出来上がっているかをチェックする必要があります。TOEIC600点や700点レベルのことがクリアできていないのに、800点を目指すのは無理なのです。
では、何がクリアにできていたら800点を目指すことができるかというと…
- 文法の基礎が身についている
- TOEIC単語をきちんと覚えている
- Part1やPart2の正答率は9割は確実に取れること
- Part5やpart6を短時間で8割取れること
私のTOEIC800点の必要最低限レベルはこんな感じですね。
これが最低できなければ、ちょっと基礎トレが足りていないと思われます。
逆に、これらのことができていたら、基礎は十分できているから、あとは、800点に必要なトレーニングを積んでいくだけです。
TOEIC800点を取るための戦略
TOEIC800点を目指す人で、私がやったほうがいいなと思うことは・・・
- 単語のうる覚えをなくす
- リスニング強化
- リーディングの高速化
ざっくりいうと、この3つです。
特に、TOEICの単語強化は、しっかりとやっていくことが大事です。
英単語がうる覚えになっている場合、TOEICのようなたくさんの問題を高速で処理しなければならないようなテストでは、使い物にならないので、しっかりと定着させる必要があります。
そして、リスニングでは、確実に400点を切らないように特訓をしていく必要があります。リスニングの目標としては、430点ぐらいですね。
リーディングでも、400点はきることができませんので、確実にクリアしていきましょう。Part5や6をどれだけ正確に速く解くことができるようになるかと同時に、Part7でどれだけ点数を積み重ねていくことができるかです。400点を越えようと思ったら、Part5やPart6の取りこぼしは、致命的になります。
リスニングもリーディングも、確実に取ることができるパートは、絶対に取りこぼさないことが800点を獲得するために一番大事なことです。
TOEIC800点の壁は厚いと言われる理由
TOEIC800点の壁は厚いとよく言われるのですが、それはなぜか・・・
実は、英単語の強化ができていない場合が多いのです。
語学はとにかく単語です。単語の意味がわからなければ、どれだけリスニングやリーディングを練習しようと、文章を理解することはできません。
それなのに、単語強化をせずに、リスニングとリーディングばかり練習しようとしている人が多すぎるのです。
TOEICの伸び悩みを感じたら、大抵、基礎がグラグラなので、まずは単語を見直してみてください。TOEIC用の単語帳はちゃんと全部覚えられているかな?持っている単語帳のレベルは低すぎないかな?など、公式問題集に照らし合わせてチェックしていく必要があります。
わからない英単語があったら想像したら良いとは言いますが、想像にも限界がありますし、TOEICで高得点を狙っていく場合は、確実性や正確性が求められます。
自分の苦手がわかっている人へ
TOEICの勉強法や、TOEICで800点を取るために、自分に何が足りないのかわかっている人は、足りないところを強化していけば、800点に近づいていくことは可能です。
ですので、市販のテキストでも大丈夫でしょう。
こちらに、私のおすすめテキストを載せておきましたので、ご自身の強化したい分野のところをみて、選んでみると良いです。
特に、公式問題集は、外すことができません。1冊しか持っていないという場合は、あと2冊は持っておき、問題を検討する必要があります。公式問題集は、その中のどこを聞かれても、絶対に答えられるレベルになるまで検討することが大切です。
何を買っていいかわからない人へ
TOEICの教材は、本当にいろんなものが本屋さんで並んでいます。上で紹介したものは、人気教材なので、すでに持っている人も少なくないでしょう。
教材選びに迷った場合や、何を買っていいのかわからない場合は、通信教材を選ぶのが良いです。TOEICは一般書籍を1冊買うだけで合格できるような試験ではないんです。
つまり、教材選びでコケると、どんなに頑張ってもTOEICの点数が伸び悩むという状態になります。そうなってしまえば、努力のダダ漏れです!
教材選びに迷ったら、アルクの通信講座を利用するのが良いです。TOEIC800点を獲得するのに必要なものが全てセットになっているので、他に何か別の教材を買い足す必要がなくなります。
TOEIC教材の使い方
市販のテキストを使うのも、アルクの通信教材を使うのも、基本的に教材の使い方は一緒です。
まず、重要なのが、勉強する範囲を限定するということです。アルクの通信教材を選んだ場合は、この手間がなくなります。送られてきた教材を全部やれば良いだけです。市販のテキストの場合は、自分で教材を勉強する範囲を限定していかなければなりません。途中で、不安になったからといって、買い足したりするのはなしです。
買い足してしまうと、どれも中途半端になってしまう場合が多いので、無計画に教材を増やすことだけはやめましょう。
そして、勉強する範囲が限定できたら、教材の隅々まで、しっかりと勉強します。どれぐらいのレベルで勉強するのかというと、教材に出てくる内容のどこを質問されても、答えられるレベルです。
内容を覚えるぐらい勉強していくのが大事です。
さて、教材の使い方をまとめると…
- 勉強する範囲を限定する
- 教材のどこを質問されても答えられるレベルになるまで勉強する
この2つですね。
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気をつけるべき復習スパン
勉強しても、すぐに忘れてしまう!!誰しもがもつ悩みだと思います。
忘れないようにするためには、忘れる前に復習することが大切です。
実は、復習の計画をしっかりとたてられると、勉強の効率をあげることができるんです!とにかく、復習スパンを意識して、計画をたててほしい!勉強が苦手な人は必見ですよ!
1日目にやった問題は、必ず次の日も復習する、そして、その1週間後・・・と、スパンを長くしながら復習をしていくのがポイントです。また、忘れやすいものは、復習スパンを短くするなど、臨機応変に対応していくことが大事。
だんだん問題にも慣れていきますので、復習にかかる時間は、確実に短くなっていきますので、それほど苦に思うことはなくなります。
このように、復習スパンを短くし、忘れる前に思い出す作業を繰り返していけば、どんどんあなたの脳みそに、英語が蓄積されていきます。
逆に、完全に忘れてしまってから、復習するを繰り返した場合、いつも復習に時間がかかる状態になりますので、いつまでたっても楽になりませんし、忘れてしまうわけですから、能力も伸びません。
復習スパンは、むちゃくちゃ大事です!!
点数が伸び悩む悩みの克服法
TOEIC800点付近で点数が伸び悩む場合は、多くの場合は、単語力不足が原因としてあげられるのですが、単語はちゃんとできているんだけど、なんか点数が伸びないという人も中にはいます。
その場合は、どうしたら突き抜けることができるのかというと、「高負荷トレーニング」です。
スポーツの世界でも、長距離マラソンの選手が、高負荷トレーニングの一環で、高地トレーニングを取り入れたりしますよね。
TOEICの学習でも、高負荷トレーニングを取り入れると、ギュンと点数を伸ばすことができます。
TOEICの高負荷トレーニングは何をするのかというと…
- リスニングの倍速トレーニング
- リスニングのシャドーイング
- リーディング問題を1つの問題に時間制限をつけて取り組む
このような、方法があげられます。
特に、リスニングの倍速トレーニングは効果てきめんです。2倍速出なくても、1.5倍ぐらいでもかなり違います。倍速トレーニングをすることによって、試験本番、音声がゆっくりに聞こえます。つまり、余裕を持って聞くことができます。
リーディングもタイムプレッシャーがあることで、速く解くことができるようになります。
私自身も、倍速リスニングや、リーディングのタイムプレッシャーをかけることによって、一気に点数を伸ばすことに成功しましたので、やってみる価値はあります。
昇進・就職で必要な800点レベルとは?
会社の昇進や就職のためにTOEIC800点を取る必要がある人に、ぜひ気をつけていただきたいのが、会社が求めているものをきちんと把握することです。
例えば、TOEIC800点を取るだけで良いのであれば、TOEIC試験を頑張るだけなのですが、もし、ある程度会話ができることが求められるような感じであれば、同時に会話の練習も積んでおかなければなりません。
TOEICのL&Rは、会話の試験はありませんけれども、なぜかTOEIC高得点を取っていたら、英語を話すことができると思っている人がいまだに存在します。恐ろしいです。
なので、TOEIC800を晴れて獲得できて、申請したら、英会話が必要な部署に回されてしまって、日々冷や汗をかいているという人もたまにいらっしゃるのです。
チャンスを掴むに越したことはないですが、求められている能力が何かを把握できていないと、その後、苦しい思いをすることになってしまうかもしれません。
ちなみに、私がそうでした。資格持っていても、話せないんじゃ使えないと・・・
TOEICの勉強は半年ぐらい集中してやっていくのがコツ!
TOEICの勉強を何年もかけてコツコツ点数を上げていくタイプの人もいるけれど、私は、半年ぐらいの期間で集中して徹底的に取り組んだ方が良いと考えています。
もちろん、1日に当てられる勉強時間は人それぞれ違いますので、当然、必要な期間も変わってくるのですが、勉強の期間が長くなればなるほど、惰性で続けている感じになってしまって、身が入らない勉強をしている人をよく見かけます。
なので、バシッと最初に、TOEIC800を半年で取る!と最初に決めて勉強を始めた方が良いと思います。
もし、半年後、800点を達成できていなかったとしても、その時に、仕切り直して、目標設定をしたら良いのです。まずは、半年の期間で、これだけのことをすると決めることが大事です。
期間を決めるからこそ、その日まで全力で勉強することができます。マラソンと一緒です。ゴールがここだとわかっているから、ペース配分もできるし、そこまでだったら一生懸命頑張ろうと思えるわけですよね。
もし、「今からずーっと走り続けてください」と言われるだけだったら、トロトロとしか走らないと思います。ましてや全力疾走なんてしないと思います。
なので、しっかりと期間を決めて、やっていきましょう!
まとめ
- TOEIC800とは、全受験者の上位14%に入ること
- 800点は基礎ができていないと、取れない
- Listening430点以上、Reading400以上を死守!
- 使うべき教材
- 教材の使い方
- 復習スパンはできるだけ早く
- 点数が伸び悩む時は高負荷トレーニングをする
- TOEICの勉強は期間を決めて取り組む
色々お伝えしましたが、一気に取り入れようとする必要はありません。まずは、取り入れられそうなものから、初めてみると良いです!
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